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天津爆発後 下水溝劇毒基準値8倍超え

2015年08月18日

【新唐人2015年08月18日付ニュース】

 

最新の天津大爆発のニュースをお伝えします。

 

中国当局の正式発表によると、56人が死亡、721人が入院しました。しかし爆発原因および危険物の詳細について何も明確にされていません。爆発後、被災地の地下下水溝のシアン化ナトリウムは安全基準値の8倍を超えていることが測定されました。

 

基準値超過だけでなく、現在、被災地では雨が降ると、700万トンのシアン化ナトリウムが水と結合し、大量の猛毒が発生するのではないかと住民は懸念しています。

 

爆発2日後、メーカー側は現場にはまだ700万トンのシアン化ナトリウムが保管されているとメディアに伝えました。

 

現場の下水溝では、基準値の8倍の数値が測定され、これは危険物に漏れが発生している結果だとメーカーは説明しています。

 

現在、爆発地区に雨が降ることで、シアン化ナトリウムが化学反応により猛毒が発生した際、当局が真剣に対応するかどうか、住民は懸念しています。

 

シアン化ナトリウムは皮膚からの侵入や、呼吸や食道からの侵入により中毒症状が表われ、痛み、頭痛、嘔吐、潰瘍、痺れなど重度の危険劇毒物に認定されています。

 

今回爆発した危険物の倉庫周辺1000m以内にある3つの大型住宅区域には5600戸の住宅があります。

 

2006年の中国当局のデータによると、全中国32.4%の石油化学プロジェクトは都会の近くあるいは人口密度の高い地区にあります。工場に一番近い住宅区は200mしか離れていません。

                                                               

爆発後、中国当局は記者会見で環境保護監察の過失について何も触れていません。メディアに報道を禁止しています。中国本土の記者も怒りを抑えられません。

 

記者

「危険品の成分がなんなのか、知っていますか?」

 

メディアの報道によると、爆発した会社「瑞海国際」は港湾での営業資格しか持っておらず、「危険化学物質取り扱い認定証」を持っていないことがわかりました。

 

天津のネットユーザーによると瑞海国際の社長 只 鋒(ツーフォン)は元天津市副市長で、市政法委副書記 只升華(ツー・シェンファ)の息子です。只(ツー)一家は否認しています。但しこの会社内の謎は未だに解けていません。

 

 

新唐人テレビがお伝えしました。

 

http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2015/08/15/a1217507.html (中国語)

(翻訳/王、真彌 ナレーター/佐藤 映像編集/李)

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